山とどろく咆哮が聞こえ私は目を覚ます虎がやってきた 月日を見失うほど遠い昔虎は私を殺して食べた湖に浮かぶ月影だった私を 殺されること食われることそこに恐怖はなかった夜に聞こえる千万(ちま)の声のひとつになること季節のめぐりにさざめく魂のひと…
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