2011-11-03 赤い光 詩 春の夜明けに目覚めるのは 希望だけではない 絶望も ともに目を覚ます瞳を開けて現実を 穴の開くほど見つめれば 必定 空想の世界にトンネルが開く私には翼がない だから天使ではない 私には角がない だから悪魔でもない 私は一人の人間で現実と夢の狭間に生きる 眠りは それを行き来するトンネルだ現実の希望も絶望も トンネルの水銀灯となって 私を夢へといざなう 赤い光それは夜明けの空によく似ている