陽だまりの子

Child In The Sun

まどろみ

私は道をたどり
世界の体内に入る
空気は重く息苦しいが
私は少し安心する
雨がやんで
やがてバスが来る
私は移送される
ただひたすらに世界の中を
闇の中もバスは走る

目の前
バスのフロントガラス越しに見える景色は
雨上がり
とてもきれい
濡れた路面に
ヘッドライトが反射して
光はすべて美しい

私は光がほしい
自分自身を正しく見るために
白昼の光の下
自分で自分を解剖して
調べることができたら
いい

世界の体内にいながら
私は外を見ようともせず
自身の体について
考え
眠る、現実を

バスは走り
闇は私を飲みこんで
うねり
光もいずれ飲みこまれる

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